1月20日~22日、南相馬市へ福島支援宮津・与謝プロジエクトのみなさんと行って来ました。今回の目的は、4月22日に南相馬市で開催予定の「安斎育郎先生のお話を聞く会」の相談と、そのための現地調査です。
「お話を聞く会」は、4月22日(火曜日)午後2時~南相馬市原町生涯学習センターで開催予定です。3年経って、国は原発からの距離で帰還困難地域と避難指示解除地域を一方的に決めようとしていますが、除染は遅々として進まず、「本当に帰れるのか?」「線量の数値は信じられるのか?」・・・不安がさらに増しているのです。「本当のところを知りたい」「国や東電に元通りのふるさとを返してもらいたい!」「福島原発建設計画がだされた当時、いち早く来てくれ、反対の思いを語ってくれた安斎先生の話を聞きたい!」の要望に安斎先生が快く応えてくださって実現します。京都からも、ボランテイア活動と共にバスで参加したいと思っています。
現地調査では驚きの事実が・・・・
いつもお世話になっている牛越仮設住宅のYさんの自宅で、土壌調査と線量調査をしましたが・・・・驚くことにホットスポットは64マイクロシーベルトありました。何日か前に測った時は、80あったそうです。このYさんの自宅は、帰還困難地域と避難指示解除準備地域とのちょうど境目にあります。距離で線引きする事の異常さを示しているのではないでしょうか。
3年近く経った今も、線量が変わらない・・・・・飯舘村でも、田畑や家の除染が行われているのですが、私たちが測ったところは以前と変わっていませんでした。
目にも見えず、匂いもせず・・・・・放射能汚染の怖さを肌身で実感しました。今も、先行きの見えない中で、放射能の恐怖に脅えながら暮らす人々の苦しみを思うと、怒りがこみ上げてきます。
福島の被災者と心を寄せて、原発ゼロへ!原発ゼロの尾崎知事実現へ!
里帰り出産で実家にいた生後5日目の赤ちゃんとお母さんが、津波で流され亡くなりました。自宅跡には、地域や知人の方々が設置したお地蔵さんがありました。涙が止まりませんでした。
渡部寛一市会議員の田圃の土を採取し、検査します。線量は高い・・・・・・。
帰還困難地域で生き残った牛たちを集めて飼育し、頑張っている「希望の牧場」の線量は、2・07マイクロシーベルトでした。
20キロ圏内小高地域にある国指定史跡「大悲山の石仏」の内部に入らせて見ることが出来ました。東北地方最大・最古の石仏は、地域の方々の力で大切に保存されていますが、原発事故によっって管理も困難を強いられています。
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