「海の府会議員」と呼ばれる漁業調整委員補欠選挙が11日告示され、日本共産党公認の田中 信晴さんが無投票当選を決めました。
田中さんとは、京丹後市・舞鶴市・宮津市・伊根町の漁業組合や水産会社、漁師のみなさんと出会い、国が漁業支援にもっと力を入れてほしいなどの要望をお聞きしました。
「 輸入急増での漁価の下落は、漁業での生活が成り立たなくなるし、意欲も奪っている。食料自給率低下の問題を真剣の取り組んでほしい。若い漁師が5人きてくれるようになったが、定年まで漁師が続けられる保障がない。漁業にも支援をしてほしい。」
「原油の高騰は、打撃。このままで行けば漁に出ることができなくなる。スピードを緩め、漁場を移動しないなどの工夫をしているが限界。国の支援策を!」
など切実です。田中さんと共に、政府交渉を取り組まなければと思っています。
懇談の中で、亡くなられた芦原英雄さんが漁業調整委員として、乱獲や密漁を許さず、漁業者の生活を守るために奮闘され、積極的な役割を果たされていた事を改めて知りました。「故芦原英雄さんの遺志を継いで、50年の漁師の経験を生かして頑張る」と決意された田中さんの決意に拍手!です。
12日は京都市内で、京都府委員会・府会議員団・京都市会議員団主催の「原油高騰問題懇談会」が行われました。吉井英勝衆議院議員が11日に政府が決めた緊急対策について報告しました。12月4日に日本共産党国会議員団は、「異常な原油価格高騰を沈静化させるために、国際的な投機マネーを規制する国際協調を実現するために。あらゆる方策を検討する事」を始め、国民の暮らしと営業を守る緊急対策を申し入れをしていました。
「福祉灯油」など寒冷地、低所得者への支援策など国民の声を一定反映した施策が盛り込まれましたが、漁業や農業への緊急支援策が具体化されていないなどの不十分さを残しています。吉井議員は、「国民の声を政府に突きつけ、それぞれの分野で具体的な要求を実現させていく事が課題だ。運動と世論を大きく」広げましょう。」と呼びかけました。
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