11月24日、京丹後市で「丹後の地域づくりを考える」つどいが開催されました。岡田知弘先生(京都大学大学院経済学研究科教授)の講演は、何回聞いても夢とロマンがあふれ、元気が出る話です。
それは、岡田先生が、丹後地域(宮津、与謝を含む)の現状を自らが調査して掴み、地域の人々と運動し、実践されてきているからです。
『与謝野町中小企業振興基本条例』は、岡田先生がオブザーバーで参加され、制定されました。これまで制定の過程のとりくみや、議論の内容は聞かせていただいてきましたが、産業振興会議の安田章二さんのお話を聞いて、制定後、様々なとりくみに挑戦されている事をしりました。今年の5月と8月に取り組まれた「まちグルメinyosano」の開催は、地域の農家が提供した野菜を使って、飲食店が料理を提供するとりくみで、実施まで、農家や飲食店が集まって企画したそうです。
与えられた物ではなく、自分たちで試行錯誤してとりくみ、行政が支援する!この力が地域を変えていくのだと確信しました。
岡田先生は、「与謝野まちでは、最初は地域の宝は?と聞いても意見が出なかったが、議論を重ねる中で、地域の宝が輝くようになった」と、言われましたが、納得!
国の暴走はひどい物がありますが、地域でのガンバリが住民も地域も元気にし、悪政を止める力になるのだと思います。
「暮らして来て良かったといえる野間を」と、報告された藤原利昭さんの4つの原則のなかで、④最も困難な人(所)を大事にする・・・の言葉が心に残りました。一人暮らしの高齢者が何かあったら、区長さんの携帯がなり、登録された36人の支援者が、すぐに支援に駆けつける体制が、出来ているそうです。教師時代、どの子も伸びる教育に頑張ってきた先生が、地域で新たな実践をされている事に、感激です!
地元の業者と共に「小水力発電で丹後に灯りをともす会」の報告をしたのは、私の夫です。『木製らせん水車』オリジナル機の商品化に向けて、取り組んでいます。
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