10月1日から郵便局が民営化され、4つの会社に分割されました。「民営化」で利用する住民に取って、どんな影響が出るのか、どんなことで「不便」を感じることになるのか・・・・・「サービスの低下はしない」と言うけれど、現実に新聞郵送地域では、夕方にならないと配達されないとの苦情が出ているんです。
郵便局に働く労働者からお話を聞きました。
「ミーテイングでは、いかにして利益を上げるかの話ばっかり。10年後の完全民営化では、儲からない地方の郵便局は無くなるのではの危機感を持っている」
「山間の地域では、配達時に簡保の集金や、貯金の預かりなどもしていた。分社化でそれができなくなり、広範囲の集金件数を受け持つことになった。とても1日で行けないため、断りの電話を入れていたら、集金にはきてもらえないと窓口まで支払いにこられるようになった。明らかにサービスの低下だ。」
「仕事量が増え、新しい内容の仕事も社内教育もないままやらなければならず、やめていく人もでている」
「細やかなサービスをと思っても、できない現実がある」
すべてが「もうけ」が基準にされていけば、当然利用の少ない地域の郵便局は経営が成り立たなくなる事は、目に見えています。「サービスは低下させない。地方の郵便局はなくさない。」との約束を守らせなければなりません。
11月には、「日本郵政会社近畿支社」に要請に行く計画です。民営化を前に訪問した特定郵便局や、住民のみなさんの声をお聞きして届けたいと思います。
福知山に向かう途中、立ち寄った大江町の休耕田で育てられたコスモスです。
コメント