19日に発生したイージス艦「あたご」が「清徳丸」に衝突した事故で、防衛省の情報が転々とし、批判が高まっています。犠牲になった吉清さん父子はいまだ見つかっていません。一日も早く救援すること、真相を明らかにすることが政府がやるべき事です。
この問題で、漁師さん達の意見を聞こうと、後野舞鶴市会議員と出かけました。そこで聞いたことは、同じような事が若狭湾などでも起こっている事、いつも危険を感じながら漁に出ている、とうとう悲劇が起きたかという怒りの声でした。
「事件が起きて家の話題は毎日この話。自衛艦は小さな船がよけて当たり前というような航行をしてる。あたごの事件は起こるべきして起きた。漁業者の安全が守られないようでは困る。」
「10年前に、自衛艦と衝突事故を経験している。自衛艦の安全灯は小さく、わかりにくく、間際まで気がつかなかった。幸い、船首がもぎ取られただけで、寄港できたが、今回の事故が起こってやっぱりと思った。航行のルールを守らせねば。」
「事故の起きたあの海域で自動操舵していたのは、もってのほか。自衛艦のレーダーは性能が違う。見えなかったはずはない。演習時以外は、航路は知らせてこない。タンカー等は事前に通知してくるので、注意できる。国民の安全を守る事を忘れているのでは。」
まさしく「そこのけ そこのけ自衛艦が通る。」事が起こっているのです。
昨日は、宮津の漁師さんからも、同じような内容で電話が入りました。
10年前の事故は、1997年11月7日に、日本海で日米共同演習中の自衛隊掃海艇と漁船の接触事故でした。当時、日本共産党は、自衛隊舞鶴総監部に抗議を行いました。(当時、11月8日の赤旗に記事が載っています。)赤旗には、「漁船があたってきた」と自衛隊がのべ、反省の態度を示さなかったと書かれています。
国民の安全を守るべき自衛隊が、漁業者の命を奪い、安全を脅かす事を絶対に許すことができません。抗議と安全対策を求めて声を上げていかなければ!
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