先進国で唯一、国が運営する「国民健康保険」が存在しないアメリカ。6人に1人が無保険で、毎年1・8万人が治療を受けられないで死んでゆく・・・・・。映画は、保険に入れず怪我をして自分で傷口を縫合するショッキングな場面から始まりました。保険に入れない人々は、保険料が払えない人たちだけではありません。「やせすぎ」「肥満」を理由に保険に入れてもらえない人々・・・・。
保険に入っていても、「保険が払われない」実態があるのです。
骨髄移植で夫の命が救われる事がわかっているのに、保険会社がお金を出してくれなかったために、死んでしまった。
事故で救急車で搬送された女性。保険会社に事前に救急車を利用する許可をしてなかったので、救急車代金は保険から出なかった。「意識不明の状態で、誰が許可を取れるのか!」女性は怒っていました。
加入者から保険料を請求されると、いかに否認するかが仕事の保険会社の医師。否認すれば報酬がアップするのです。
支払い能力がないと、病院から追い出され放置される女性。
先進国 アメリカの異常な実態・・・・・。アメリカいいなりの日本が同じような事が起ころうとしているのです。後期高齢者医療制度の内容は、「シッコ」の内容と同じ・・・・・。
映画では、医療費無料のイギリス、フランスを紹介していました。
「富む者が貧しき者を助けるのは当たり前。助け合いの精神こそ必要。それだけのこと」
「イギリスやフランスでは、政府は国民を恐れている。」
「アメリカは国民が政府を恐れている。」と・・・・。
国民の暮らしと社会保障を最優先するヨーロッパの国々のような日本に変えなければ!日本の政治も、国民の声で動く新しい流れが生まれているのですから。
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