14日に続き、16日も漁業者を訪問。迫祐二府会議員、加味根史郎府会議員、府会議員団事務局の桝井さんと共に、京丹後市の漁師さんと懇談しました。魚価の下落が漁業への意欲を奪い、このままいけば漁業に携わる人がいなくなる深刻な事態であり、燃料高騰が拍車をかけている事がよくわかりました。
1年前に漁業が好きでサラリーマンから転職した方は、「原油高騰分の補助はありがたいが、本当は獲った魚が適正な価格で売れる様になってほしい。ハマチが1本30円と言われたら漁への意欲がなくなってしまう。消費者に安くて良い魚を提供する・・・・そんな漁師の誇りを持ち続けたい。」と国が食糧自給率を引き上げるために、漁業を守る立場に立ってほしいと切実に語っておられました。
イカ釣り船の方は、「一晩2万円の燃料代がいる。箱代、氷代、手数料を引いたら赤字になることもしばしば。浜値がどんどん下がり、一方でスーパーに行けば3倍の価格で売られているのをみると情けなくなる。休漁後、漁に出るかどうか迷っている。これ以上赤字を出すわけにいかないから・・・。」と、1時間以上思いを語られました。
5人でチームを組んで底引き漁をしている38歳の船長さんが、原油高騰や魚価の下落で厳しい中でも、資源を保護し環境に優しい漁業のとりくみに意欲を持っておられる事に、希望がもてました。同じ底引きの仲間には2人の20代の船長がいるんですよ!と言われていましたが、漁業を守り、発展する力はある!と実感しました。
朝9時から夕方5時まで、暑い!暑い!一日でしたが・・・・・新しい出会いに元気をいただきました。
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