20代、30代の青年を中心に、ブームになっている映画「蟹工船」の上映会が開催され、2つの地域で400人の方が参加しました。
知遊館あじさいホールでは、上映後交流会がありました。交流会は、「女工哀史」で有名な『細井和喜蔵を顕彰する会』の松本 満氏が、小林多喜二が『蟹工船』を執筆した時代背景と細井和喜蔵との共通点などを話され、私が『蟹工船』がなぜ青年たちに共感を呼んでいるのか。青年たちのおかれている実態」を、22歳で過労死した中田さんの働いていたトステム綾部の過酷な実態を例に話しました。
映画『蟹工船』は、1953年に山村総脚本・監督で制作されました。民主青年同盟員だった頃、観たことがあるのですが、当時は『こんな時代があったのか・・・』という受け止めでした。40年ぶりに観て、改めて現代に通じる内容であると痛感しました。
インターネットでのある青年の感想の中に、「ひどい働き方でと思うこともなく、自分の我慢が足りないのだ、自分がだらしないのだと思ってきたが、違うという事、声を上げてもいいのだという事がわかった。」
「蟹工船にも乗れない自分です。蟹工船は仲間がいたけれど、僕には仲間がいません。」とありました。この青年たちに、声を上げよう!力を合わせれば変わるよ!と呼びかけたいですね!
上映会は、この後 9月6日(土) 午後6時15分から中丹勤労福祉会館
9月21日(日)午前10時30分、午後1時から
綾部中央公民館
で開催されます。是非、行ってくださいね。
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