26日、福知山市で北部の民主青年同盟主催で「青年の働く場・働き方を考える交流とシンポ」が開かれました。青年と「昔青年だった先輩」も含めて、「今の働き方はこれでいいのか、ふるさとで働けるように北部にも仕事を!」など、熱心に話し合いました。地元新聞「両丹日日」にも、紹介されました。
参加した青年たちの発言は、厳しさを実感させるものでした。
「仕事が少なければ給料が下がる・・・社長に掛け合っても、仕方がないの一言。子供もいるのに収入が安定せず、先の見通しがたたない。」
「友人達も、正規の仕事に就きたいのに、非正規しかなく、月10万の収入しかない」
「京都府の最低賃金が時給14円上がって、少しだけ収入が増えたが、給料の半分は保育料に消えていく。2人目ができるが、全部保育料に・・・。仕事が好きだし、結婚してるから続けられるけど、独身の同僚は家賃を払えば、生活費はわずかで悩んでいる。」
「失業中。ハローワークに行っても、都会しか仕事がない。田舎で暮らしたいと思って帰ってきたのに・・・」
「コンビニで働いているが、最低賃金。通勤費も無く、休憩時間もない。」
この間の高校訪問でも、大企業を中心に派遣労働が増大し、使い捨てをするような働かせ方に怒りの声が上げられていましたが、あらためて「青年達に未来も希望も持たせない日本社会でいいのか」の思いです。
集会では、「郵政民営化でノルマ・もうけが優先され、成績が上げられない労働者に対していじめともいえる追求がされている。」
「22歳で過労死した中田さんの両親の思いは、青年達に命を奪うような働かせ方をさせない決意」などの大人達の発言もありました。
働き方のルールを破壊してきた背景には、財界や大企業の戦略と大企業言いなりに労働法制を改悪してきた自民・公明の政治に責任があります。この間の訪問でも、「構造改革路線が雇用も北部の経済もズタズタにした。」「派遣法を見直してほしい」などの怒りの声が相次ぎました。青年達の就職事情や過酷な労働の実態ををつぶさにみてきた先生達の思いは、生徒達に働く喜びを感じられる日本にしたいこと!!
「憲法に保障されている『働く権利』『労働者の権利』を、しっかり教えているんですよ。」という言葉に感激です。!
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