朝から大荒れの天候、雪が舞う悪天候の中、北部各地から170名のみなさんに参加いただいて、「農業懇談会」を開催しました。農業懇談会に向けて、各地の議員さんや農業委員さんと訪問した方々は、400名。私が直接お会いできたのは165名でした。森林組合組合長さん、農業委員さん、消費者、議員さんなど、様々な立場の方々に参加していただきました。
成宮まり子京都国政委員長が、亀岡など口丹波地域の農業者を訪問した経験から、「自民党が進めてきた農政が破綻をきたしている。今こそ農政の転換を図るために力をあわせるその第一歩にしたい。」と開会あいさつ。私は、この間の農家訪問やアンケートの内容を報告をしました。
紙智子参議院議員は、「中国製餃子事件からみえてくるもの」として、輸入に依存している日本の食糧の危うさ、加工食品は90%が未検査で、検査体制も全国で334人しかいないため、ノーマークで入っているのが現実。2月5日の予算委員会で福田首相は、「改善する」と言ったが、検査率を上げるとは言わなかった。自給率向上の願いが高まっている今、輸入依存をあらためさせる事が重要と報告。
国会では参議院選挙後、農林水産大臣が「ご用聞き農政を進める」と一定、農業者の意見を聞こうという姿勢が生まれている事、不十分であっても、米価下落で価格調整のためのコメの買い上げはしないと言っていた政府が、34万トンの備蓄米買い上げを行ったことなど、一定の手直しをしている。農民が声を上げ、運動することで政治を動かそうと呼びかけました。
①価格保障と所得保障で自給率50%に引き上げる②家族経営も含めて多様な経営形態をすべてを支援する③食糧主権の貿易ルールの確立ーの「日本共産党の3つの転換方向」を提案しました。
討論では、「小さな集落営農組織で何とか頑張っている。小さな経営体にも支援をしてほしい」「有害鳥獣の対策を強化してほしい」「いろいろな担い手があってこそ、農地が守れる。切り捨てないでほしい。」など、たくさんの意見が出されました。
兵庫県から新規就農者として舞鶴に来られ9年目のSさんは、「日本の農業を守るのは、本当は生産者じゃなくて、消費者じゃないか。生産者と消費者が手を結んでいくことが大切。」とよびかけられました。本当にその通りです。この間の訪問でも、アンケートでも、今の農政への怒りと共に、良い物を作って、消費者に届けたいという思いの強さを実感しましたが、何よりも農業が大好き!と言うことが伝わってきました。
生産者と消費者が手をつないで頑張れば、日本の農業の展望はひらける!
そう 思います。!今後も、農家のみなさんとの交流を続け、運動を起こしていきたいと思います。
アンケートに「貴党の強いとりくみを期待する。個人的にはむしろ旗を立てて、デモに加わりたい気持ちだ。」「もっと、共産党は全国の農民、農協を結束して先頭に立って、全国大集会を各地で起こす指導力を持て、今のままではだめだ。」と、意見をいただきました。
みなさんの期待にこたえて、頑張らねば!総選挙で勝利しなければ!
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