1日、昨年の「救済法」成立以後、北部でもC型肝炎患者の方からの相談も増えている事もあって、京都市内で開催された「患者の会」に参加してきました。
開会あいさつで、「21世紀の会」会長の尾上悦子さんは、「会が発足してから5年、原告には加われなかったが、原告の方達を支援しながら救済法が実現したことは大きな喜びです。つぎは、すべての患者を一律救済できるかが課題。カルテがない人、証明できない人もあきらめないで頑張りましょう!」と、呼びかけられました。
薬害肝炎訴訟大阪弁護団の山西美明弁護士が、「薬害肝炎訴訟の成果と課題」について報告。
「困難な闘いだったが、5年にわたる訴訟で国の法的責任を勝ち取り、法的範囲を超える薬害肝炎被害者全員救済を目的とする「薬害肝炎被害者救済特別措置法」の成立を実現させた意義は大きい。当初不可能であると言われていたすべてのウイルス性肝炎患者のインターフエロン治療費の助成の実現まで、あと一歩の段階まできた。何よりも自分のためだけでなく、350万人の肝炎患者のためにと、その理念を曲げることなく闘った原告らの崇高な精神と、その姿勢に共感してくれた多くの国民の支援に感謝する」とのべられました。
すべての患者を救済するには、これから多くの課題があります。私が相談を受けた方も、「すでに病院が廃院になり、カルテが手に入らない。」「訴訟をと言われたが、そこまでするには大変な事ではないか。」など、多くの不安を持っておられます。あきらめないで、勇気を出して頑張ることが、すべての人たちの救済につながると確信します。北部でも、患者のみなさんと手をつないで運動を広げたいと思っています。
薬害肝炎弁護団の常設無料相談も行われています。
電話は 06-6315-9988
FAXは 06-6315-9996
です。電話はつながりぬくくなっているので、FAXの方がいいそうです。
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