成宮まり子国政委員長、田中信晴京都海区漁業調整委員と政府交渉のため上京してきました。巻き網船問題、イージス艦「あたご」事故、原油高騰対策について要請をしました。
巻き網問題では、水産庁資源管理部沿岸沖合課の担当者からレクチャーを受けました。こくた恵二衆議院議員も同席しました。
全国的に巻き網船のルール違反の操業の問題が起きていて、国として昨年8月に漁業法に基づいて違反操業に対しての形成を強化した事、巻き網船協議会と定置網協議会の話し合いを水産庁も立ち会って進めている事が報告されました。今も違反すれすれの操業がされ、沿岸の漁業者が困って現状を伝えてきました。
引き続いて水産庁では、イージス鑑「あたご」衝突事故について、京都沖合でも自衛艦の無謀な航行に対して、漁民の怒りと不安の声があがっている問題で、①実態調査をする事、②漁業者を守り漁業振興の立場から防衛省に申し入れる事③防衛省と連絡を取りながら安全対策をとる事を申し入れました。
水産庁の担当者が、「近年海難事故が増加。自衛鑑だけでなく、漁船も安全航行の必要がある。」と、まるで漁船にも責任があるかの様な回答をしたため、一本釣りの漁師である田中さんが、「日本海沖で漁師達は常に自衛艦の航行に危険を感じながら漁をしている。漁場での訓練はやめてほしい。国は実態を知っていないのか!」と怒りをこめて反論。担当者は、「軍港と民間の船、漁船が一緒に利用している京都でそんな実態があることは知らなかった。調査をする。」と答えました。
原油高騰対策で、水産庁、厚労省、総務省にも申し入れをしました。
水産庁では燃料代高騰分の直接補助について、燃料代高騰での影響が大きいのは認めるけれど、原油高騰は全業種、全国民に打撃を与えているので、漁業のみに補助はできないとの回答でした。
が、総務省では、鳥取県岩美町の様に、市町村または都道府県独自で支援対策を実施した場合、特別交付税で支援する、要望があればできるだけこたえたいと回答しました。福祉灯油は伊根町、与謝野町で実施されました。漁業や農業の支援策、地方議員のみなさんと連携して市町村に要望し、実現させていきたいと思います。
朝11から6時まで、レクチャー、申し入れと続き、6時26分の新幹線に飛び乗り、帰りついたのは午前12時30分でした。汽車では疲れて眠り込んでいました。京都発福知山行き最終には、仕事帰りのサラリーマンの方(早朝の汽車で京都まで通勤されているNTTの方の様ですが・・・)が乗っておられ、疲れた様子・・・・。ご苦労様です!過酷な働き方を変えなくては!
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