7年前の6月16日、過労死した中田衛一さんの過労死労災認定を求める会第4回総会が開かれました。「会」発足から事務局の一員として運動に関わって来ましたが、亡くなって7年にもなるのか・・・・と、あらためてこのような過労死労災認定を求めるたたかいの大変さを実感しています。
ご両親が昨年6月12日に、トステム綾部を相手に提訴し、あらたな段階に入ったたたかいの輪をもっと、広げなければと痛感しています。
裁判は7月4日に第6回目を迎えますが、被告側の「安全義務違反はなかった。残業時間も60時間を超えていない。」と言ういい加減な態度に腹が立ちます。
総会では、古和田会長が「5回の公判前の宣伝で、回を重ねる中でトステムの労働者が手を振り、会釈をして激励してくれるようになった。提訴の時には朝から深夜までニュースで報道され、激励の電話が相次いで寄せられた。若者の働き方が壊されている今、裁判勝利は京都中に、全国に勇気を与える。頑張りましょう!」とあいさつ。京都の中田衛一ネットワーク、職対連から連帯のあいさつが寄せられました。裁判闘争の経過と課題について報告された弁護団の古川弁護士からは、「イラク派兵憲法違反の画期的な判決は、3000名の原告とサポーターの運動の広がりとねばり強いたたかいの成果。裁判所の心を動かす支援の輪を広げてほしい。弁護団も全力で頑張る。」と呼びかけられました。
総会前には、トヨタ過労死裁判で勝利した内野博子さんを追ったドキュメンタリーを視聴、お母さんの中田弘美さんの作詞「本当の涙が流せる時まで」が、歌唱され、感動を呼びました。ご紹介します。
「本当の涙が流せる時まで」
「当社の勤務に基づく過労死出会ったと判断するだけの証拠、材料を持ち合わせておりません。」
氷つきそうな言葉に、いきどおる。
人をぼろ切れのように使い捨て、心痛めず居直る・・・
悲しい 悔しい とてもむなしい
でも、今日からしばらくは貴方とお別れ、本当の涙が流せる時まで。
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