18日、19日と全漁連のよびかけで小型イカ釣り漁船が一斉休漁しました。窮状をを訴えるための「漁師さんのストライキ」と言えるものです。
「漁師はなあ、海に出てないとあかん。休むときはよっぽどの時だけや。」と漁師の方から聞いたことがあります。このままでいけば廃業の選択しかない・・・・限界・・・・・そんな苦悩の中での休漁。
国へ緊急の支援策を求めなければ!と、網野町漁業共同組合の岡田政義組合長を、京丹後市会議員の森さん、平林さん、田中さんと共にお訪ねしました。
燃料の高騰は、イカつり漁船だけでなく、すべての漁業者に大きな負担に。網野町漁協では、値上がり以前の燃料の蓄えがあってこれまでは6月以前の価格だったのが、これからはリッターあたり10円の値上げになり、経費をのぞけば給料も出ない事態になるとの事。驚いたのは、イカ釣り漁船5隻の内、3隻が高齢や体調不良等ですでに操業をしていない事でした。「漁師の平均年齢が65才を越え、魚価の下落で生活できない事態では後継者もできない。」現実があるのです。
世界の食糧危機が懸念されている時、食糧自給率39%で国民の食糧さえ確保できない国で良いのか!が問われてきます。農林漁業を守り、発展させる政治の転換が今こそ必要です。
「漁師が直に恩恵が受けられる油高騰分の補助をお願いしたい。」との要望を聞いてきました。京都府の他の漁協や漁師のみなさんからの要望をお聞きして、国への要請をおこないたいと思います。26日には京都市内で、こくた恵二衆議院議員を迎えて「国政報告会」「原油高騰問題懇談会」を開催する予定です。
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