22歳で過労死した中田さんの裁判支援でのトステム綾部工場前での宣伝です。
10月26日金曜日の午後7時から、中丹勤労者福祉会館で「青年の働く場・働き方を考える交流とシンポ」が民主青年同盟の主催で開催されます。
そのシンポで「青年と一緒に運動して、歩いて、聞いた青年雇用」をテーマに報告するために、企業や高校などを訪問しています。今日は、成宮まり子京都国政委員長、堀くに子中丹地区常任委員とともに綾部市と福知山市の高校で、就職指導の先生から現状や課題などを聞かせて頂きました。
●求人が回復傾向にあるのは事実だが、派遣会社や請負、遊技場などの求人 が増加している。10年前までは、地元企業や金融機関、製造業が主だった。高校の就職は正規雇用しか紹介しないが、派遣会社に正規雇用されて、各企業に派遣され現場では「非正規雇用」の扱いになっている。これでは、正規雇用とはいえない。
●地元雇用が減っていること。派遣労働者が増大しているようだ。正規雇用を増やしてほしい。
● 求人の労働条件の低下が深刻。高卒で13万、14万円のの給与で低い上、最近は基本給6,7万円で後は手当にしているところもあり、年収200万円に満たないところがある。また、日給・月給の規定が曖昧で、休めば給料が減るなどもあり。労働条件や労働の質の低下が心配。
●親の経済状況が厳しくなって、就職希望が増えている。経済的事情で就職する生徒にとって、地元雇用や安定した職場・働き続けられる職場に就職させたいが、厳しい状況がある。
などが共通して出された現状でした。
「ニート、フリーター、派遣労働・・・など、働き方の破壊が大きく進んだのは、小泉首相の構造改革の結果。大企業の働かせ方は異常ではないか。トヨタに就職した生徒が離職して帰省してきたが、『あんなところにいたらロボットになる。病気になっても、ラインが止まれば穴が開くと言われて、病院にも行けなかった』と言っていた。生徒に、働く喜び、生きる喜びを与えてやりたいと思う。」と言われた先生の言葉に、本当のその通りだと思います。青年たちが希望を持って働ける社会でなければ、日本の未来はどうなるのか! 多くの国民が感じているのではないでしょうか。おたずねした3つの高校すべてで、「就職をした生徒たちがどんな働き方をしているのか、アンケートを取っていきたい。」と言われていましたが「青年雇用問題」を、国民的な運動の広げていかなければと思います。
福知山ハローワークも訪問しましたが、そこでも青年の完全失業率が増加傾向にあり、正規雇用のの求人が減少し、派遣会社の求人が急増しているという事が言われていました。福知山市には本社が大阪や東京の派遣会社も含めて30社以上あるとのことでしたが、労働法の改悪で派遣労働が当たり前になっている現状にあらためて驚かされました。
声を上げ、国会の力関係を変えて、安心して働ける労働法制に変えさせて行かなければ!と思います。
10月26日のシンポは、大人たちも歓迎だそうですので是非参加してください。
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